火災保険損害補償調査協会

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火災保険損害補償調査協会について

火災保険損害補償調査協会とは?

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昨今、保険金を利用した不当なリフォーム詐欺による影響で、
本来適正に支払われるべき災害見舞金が支払われない、
満額支給されないというケースが見られています。

私たちは、災害に遭われたお客様の権利を守るため、
適正な損害調査を広めるお手伝いをしています。

損害見舞金が適正に支払われることは、
災害大国日本において安心で安全な社会の形成に必要なことだと考えています。

私たちはその目的のために、そのほか様々な活動を行っております。


適正調査の推進

(1)水増し申請の排除
主に、破損していない部分を破損させて、
その分の請求を含めて保険を申請するような
違法行為を行うリフォーム業者とのトラブルがよく見られるようです。

特に問題なことに、調査をすると梯子を上って調査し、
その際に客に無断で雨樋などを破壊して、
客も保険会社も欺いて工事費と保険請求の代行手数料両方を請求する
悪徳業者がいるという情報があります。

いずれも違法となり、お客様も罪に問われる可能性があります。

適正な調査、適正な保険請求によって、持続的な保険制度を維持し、
困った時に本当に必要な満額が支給されるよう推奨しています。


(2)リフォーム工事を実施することを前提とした場合のトラブル
「火災保険を使って自己負担なしで屋根を修理しましょう」というセールスを受けて、
保険の見舞金を支払われることが確定する前にリフォーム工事契約を結んでし待った場合。

保険申請時は保険金がおりるという前提で工事をしたため、
保険金がおりない場合は自己負担が発生し、トラブルへと発展することがあります。

保険金がおりてからの工事着手、または急を要する修繕の場合は
必要な修繕のみに絞るように推奨します。


適正な見舞金支払いの推進

近年、保険金を利用した不当なリフォーム詐欺による影響で、
保険会社の審査が厳しくなっています。

そのため、申請方法を間違えると、必要な修繕費用が満額出ずに困ってしまう
ケースが頻発しております。

適正な保険会社との対応、再調査制度利用の推進など、
きちんと保険請求が行えるための知識や情報を共有しております。

 

火災保険とは?

火災保険は損害保険の一種です。

火災や落雷、風水害などの事故によって生じた
建物や家財の損害を補償する保険となります。

建物とは建物本体やそれに付帯する門・塀・物置などにあたり、
それに対する保証が行われます。


火災保険の補償内容

火災をはじめとした自然災害などにより
建物や家財が損害を受けたときに支払われる
「損害保険金」が主な保証内容となります。

契約時に決めた保険金額を上限として、
実際の損害額分の保険金が受け取れるものです。

ここで重要なポイントは、火災保険の補償範囲です。

「火災保険」という名称から、
その補償範囲は火災のみに限定されている印象があるかもしれません。


しかし、実は多くの火災保険では、火災以外にも

・落雷や風水災などの自然災害
・盗難・破損・爆発などによる被害

も補償範囲に含まれています。

 

火災保険の補償範囲

火災保険の補償範囲は
どのようなケースをカバーしているかこちらをご覧ください。

●火災
失火やもらい火による火災の損害の補償
例:火災により住宅が燃えてしまった等

●落雷
落雷による損害の補償
例:雷が落ちて家電製品がショートした等

●破裂・爆発
破裂や爆発による損害の補償
例:漏れたガスに引火して爆発が発生した等

●風災・雹災・雪災
風・雹・雪などによる損害を補償
例:強風で窓ガラスが割れた、割れた窓ガラスから雨が吹き込み家電製品が使えなくなった等

●水濡れ
漏水などによる水濡れの損害を補償
例:給排水設備の故障により部屋が水浸しになった、マンション上階からの水漏れで部屋が水浸しになった等

●水災
台風や集中豪雨による損害を補償
例:大雨で床上浸水してしまった等

●盗難
盗難にともなう、盗取・損傷・汚損による損害を補償
例:泥棒に鍵や窓ガラスを壊された、泥棒に現金や家電製品を盗まれた等

●騒擾・集団行為等にともなう暴力行為
騒擾や集団行為による暴力・破壊行為の損害を補償
例:労働争議に巻き込まれて家を壊された等

●建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
建物外部からの物体による損害を補償
例:家に車で突っ込まれた、飛んできた野球ボールに窓ガラスを割られた等


地震保険とは?

その名前の通り、地震による損害を補償してくれる保険となります。

地震そのものはもとより、噴火による損害
そしてこれらにともなう津波による損害(火災・損壊・埋没・流失など)も含めて
幅広くカバーしてくれる保険です。

主な特徴は
「火災保険とセットでないと加入できない」
「公共性の高い“半公的保険”」
「どの保険会社でも保険料と補償内容が同じ」

支払われる保険金額は、建物や家財の損害状況に応じて決まります。

 

保険調査からお見舞金支払いまでの流れ

 

調査会社と現在の状況を相談する

建物の現地調査

調査員が実際に建物を詳細にチェックします

保険会社への連絡

調査員のアドバイス通りに保険会社に連絡します

保険会社による鑑定

請求内容が適正か保険会社の担当員が鑑定します

給付金をもらう

請求が認められると基本的に1ヶ月以内に保険会社から給付金が振り込まれます

 

火災保険の3つのポイント

ポイント1
受け取った給付金は見舞金のため、
使用用途は住宅の修復に限りません。

ポイント2
見舞金を受け取った後も保険料は上がりません。

ポイント3
請求期限は被災時から3年のため、過去の損害でも請求可能です。
東日本大震災は3年が経過していても請求可能です

 


火災保険の損害調査で騙されない3つのポイント

ポイント1
きちんと同意書と契約書を取り交わしましょう

ポイント2
家屋に触れる調査の場合、
詐欺業者に当たると雨樋などの損傷を加えられる可能性があります
家屋に触れないドローンでの損害調査を推奨します

ポイント3
損害調査会社とリフォーム会社は別にする方がトラブルは少ない傾向にあります
不要不急である場合は、保険金が支払われた後に工事の契約をしましょう

 

法令を遵守する調査会社に依頼をしましょう

お客様自身での調査と申請は

・屋根の写真を撮れない
・どこが損傷かわからない
・どう申請書を書いたらいいかわからない

ため、非常に難しいものです。

それであるにもかかわらず、
保険会社は個人の方に申請させるように誘導をおこなう場合があります。


「屋根の写真を撮れるドローンによる調査」であれば、
大切な家を損傷することなく調査が可能です。

また、実際に何度も保険の審査を通過させてきた
「調査と保険申請のプロフェッショナル」であれば、
一般の方で気づかない損傷を見つけることができます。

申請書類は一つのミスだけで申請が却下になってしまいます。
申請のポイントは調査会社に聞くと良いでしょう。